国土交通省岡山国道事務所は、国道180号岡山環状南道路の整備を進めており、大福地区第4改良工事を第1四半期に、大福地区第5改良工事を第3四半期に発注する予定。それぞれの土工についてはICT活用工事として一般競争入札を公告する。
岡山環状南道路は、国道2号(岡山市南区藤田)から国道30号(岡山市南区藤田)に至る2・9`の道路。2016年度から本格的に工事が始まっており、まずは暫定2車線で整備を進めていく計画。同南道路は、岡山市街地の外側を一周する延長約40`の「岡山環状道路」の一部を構成する路線で、国土交通省と岡山市が事業を進めている。
19年度分の工事として、大福地区第4改良工事では、本線と側道の路体盛土工(5000立方b)をはじめ軽量盛土工、地盤改良工、擁壁工の他、水路が本線下を横断するためのボックスカルバート工などの施工を予定している。工期は9カ月間。
大福地区第5改良工事では、路体盛土工をはじめ擁壁工、水路が本線下を横断するためのボックスカルバート工、排水構造物工などの施工を予定している。工期11カ月間。
施工地は岡山市南区大福地内。道路の詳細設計と地盤改良の設計はエイト日本技術開発(岡山市北区)が担当した。
岡山環状南道路の総事業費は223億円。19年度事業費は36億5600万円で、このうち岡山市が12億1866万円を負担する。19年3月末の事業の進捗率は約63%、用地の取得率は約95%となっている。
「提供:建通新聞社」