国土交通省名古屋国道事務所は、国道1号熱田伝馬橋架け替えで、2020年度にも現橋撤去を進める計画だ。19年度は仮設迂回(うかい)路の構築を進め、本年度内の迂回路完成を目指す考えだが、仮橋上部工の入札手続きが不調となり、再公告の手続きを行っているため、迂回路完成が20年度にずれ込むことも想定される。
熱田伝馬橋の架け替え対象区間は、名古屋市瑞穂区桃園町〜熱田区神宮の延長0・8`。JR東海道本線を跨ぐ跨線橋で、軌道横断部は単径間の鋼橋だが、道路を拡幅するために事後に跨線橋前後区間に3径間橋梁を追加しているといった特殊な構造になっているため、老朽化対策・耐震性強化を目的に架け替える。
20年度以降の現橋撤去は、JR委託で工事を進める計画。撤去後の新橋架設もJR委託で行うが、跨線橋前後区間の橋梁部分の擁壁化などは同事務所の発注工事で事業を展開する予定。
提供:建通新聞社