県土整備部は4月26日、「土木工事実施設計単価」を一部改正。各種大型フリュームの上昇など新単価は今月10日以降の調達公告から適用する。
一部改正は、主要資材で前回からプラスマイナス2%以上(一般資材は5%以上)の変動があったものが対象。今回の改正単価は一般財団法人建設物価調査会の建設資材価格調査報告書(月例報告)による実勢単価、「建設物価(5月号)」に基づいて設定した。
大型フリュームは、需要が高まって各種11・5%〜14・4%上昇。軽油も1g当たり2円値上がりする。また、スクラップは鉄くず、ステンレスともに売却単価が8・3%〜11・6%上昇した。
このほか県建設技術センターによる建設材料の試験費を改正。業務関係設計単価は、国土地理院の改正を受けて「測量機械等損料」「測量業務用消耗品単価」を見直した。
※主な変動資材は次の通り。( )カッコ内は変動率
▽ストレートアスファルト=1d当たり1万1000円下落(マイナス12・3%)
▽ゴム入りアスファルト=1d当たり1万1000円下落(マイナス9・2%)
▽軽油=1g当たり2円上昇(2・6%)
▽スクラップ 鉄くず ヘビーH1=1d当たりの売却単価2500円上昇(11・6%)
▽スクラップ ステンレス 新切 18cr=1`当たりの売却単価5円上昇(8・3%)
▽大型フリューム各種=1個当たり1700円〜1万6000円上昇(11・5%〜14・4%)
日刊建設工業新聞