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福島建設工業新聞社
2019/05/09

【福島】基本計画策定を公告/福島市あぶくまCC焼却工場再整備

福島市は8日、あぶくまクリーンセンター焼却工場再整備基本計画策定業務の制限付一般競争を公告した。申請期限22日、6月5日開札。PFIなどの導入可能性も検討する。
 対象は市の「調査・計画策定業務」登録。建設コンサルタント登録規定の「廃棄物部門」登録で主任技術者に衛生工学部門の技術士を配置。2009年度以降に一般廃棄物焼却施設の基本計画策定およびPFI導入可能性調査の業務実績などを求めている。
 委託概要は@再整備基本計画策定APFI等導入可能性調査B現あぶくまクリーンセンターおよび旧破砕工場の解体基礎調査C再整備事業検討委員会の開催支援。履行期限21年3月31日。委託場所は渡利字梅ノ木畑地内。
 現在の工場は1988年に竣工。今後、少子化などの人口減により処理量の減少が予想されるため、再整備する工場では災害廃棄部分の10%の余力を含めた処理施設の規模として1日当たり140〜150tとした。
 建設予定地は、現在の焼却工場とヘルシーランド福島の間の駐車場約4000uで、再整備する焼却工場は、2炉構成の可燃ごみ処理施設、ストックヤード、小動物焼却炉を予定。処理システムは焼却方式(ストーカ式、流動床式、焼却+灰溶融方式)とガス化溶融方式(シャフト式、流動床式)の中から選定する。余熱は、これまで通りヘルシーランド福島への供給を継続する。また、一層のエネルギー回収と電気の供給可能性も検討する。
 今年度から23年度までに施設基本計画策定、環境影響評価を行い、事業者を選定する。23年度から26年度までに旧破砕工場・屋内ゲートボール場解体工事、新センター建設工事を行い27年度に稼働開始。その後の3年間で現センター解体工事と外構整備工事などを行う計画。