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建通新聞社
2019/05/09

【大阪】八尾警察署移転 基本計画策定へ 

 大阪府警察本部は、八尾警察署の移転計画で、2019年度に基本計画の策定業務を進める。業務は器設計(大阪市中央区)に委託。納期は20年3月10日まで。移転先は、八尾土木事務所などが入る中河内府民センター敷地内で、基本計画の中で庁舎の新築と既存センターの減築改修に向けた計画を詰める方針だ。20年度以降の設計・工事着手が見込まれる。
 計画では、既存の府民センタービルの西側に新庁舎を建設する。構造などは今後検討するが、想定規模は地上5階一部4階建て延べ7200平方b。4階部分は屋上緑化とする。署員300人が勤務できる執務スペースなどを確保できる規模とし、敷地南側には大型車両庫(約200平方b)の整備も計画している。
 また、既存の府民センタービルは減築改修する予定。減築後の規模は地下1階地上4階建て延べ約4400平方bとなる見込み。同センターの所在地は八尾市荘内町2ノ1ノ36。
 現在の八尾警察署は、八尾市高町3ノ18に位置。1966年の完成で、建築後50年以上が経過している。耐震補強は終えたが、施設が老朽化している他、敷地の狭さから倉庫が無く、資料や備品などを置くスペースが不足している状況だ。
 既存規模は、旧館が鉄筋コンクリート造3階建て延べ1390平方b。新館が鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て延べ3764平方b。移転後の活用方法については今後検討する。

提供:建通新聞社