袖ケ浦市は8日、設計・施工一括発注方式(デザインビルド)で実施する「袖ケ浦市庁舎整備工事」の公募型プロポーザルを公告した。来月3日から6日まで参加表明書の提出を受け付ける。技術提案書の提出期間は8月5日から7日まで。9月下旬にプレゼンテーションを行い、優先交渉権者を選定。選定結果は10月に公表する。履行期間は2025年9月までの69か月。提案価格は上限が57億6106万3000円(消費税抜き)、下限が40億3274万4000円(同)。
今月15日まで現地視察の申し込みを受け付け、10日から22日の期間で現地視察を実施。また、今月24日まで質疑を受け付ける。質疑に対する回答は同31日に行う。このほか、基本設計等の内容を変更する提案(VE提案)について、対話の申し込みを来月26日から28日まで受け付け、7月3日から5日までの期間に実施する。基本設計は榎本建築設計事務所(千葉市中央区長洲2―8―5)が担当。
参加者の構成は、単独企業または特定建設工事共同企業体とする。設計業務の参加資格要件は、08年度以降に業務が完了した延べ面積4000u以上の官公庁の庁舎または民間企業の事務所、延べ面積4000u以上の建築物の耐震改修の各実施設計の実績など。
施工業務の参加資格要件は、建築一式工事の総合点数1600点以上で、08年度以降に工事が完了し、引き渡しが済んだ延べ面積4000u以上の官公庁の庁舎の建築一式工事、延べ面積4000u以上の耐震改修の建築一式工事の施工実績など。
対象施設は▽既存庁舎の改修(耐震補強、大規模改修等)▽建替1期庁舎(付属棟、連絡通路含む)の増築▽建替2期庁舎の改築▽付属棟、車庫棟の改築▽既存旧館及び議会棟の解体▽外構整備(仮設駐車場、駐車場、植栽等)などで、これらに係る実施設計、建築工事、電気設備工事、機械設備工事(衛生設備工事、空調設備工事)、解体工事、外構工事を実施する。
同一敷地内にある既存施設等を継続的に利用しながら庁舎を整備し、完成後は一体的に利用する。
既存庁舎の規模はSRC造地下1階地上7階建て延べ約6860u(建築面積約1830u)で、耐震補強と大規模改修及び増築、一部解体工事を実施する。建替1期庁舎はRC造等5階建て延べ約4890u(建築面積約1360u)の規模で増築。建替2期庁舎はS造等2階建て延べ約1320u(建築面積約920u)で改築。建替庁舎と既存庁舎をつなぐ連絡通路はS造等4階建て延べ約69u(建築面積約23u)で増築。付属棟・車庫棟はS造等で、付属棟が2階建て延べ約950u(建築面積約540u)、車庫棟が平屋建て延べ約140u(建築面積約145u)。
解体する既存建物等は、旧庁舎及び議場がRC造3階建て延べ約2710u(建築面積約1320u)、車庫棟がS造2階建て延べ約920u(建築面積約980u)。
このほか、外構工事は面積約1万8700uで、駐車場や植栽の整備を行う。