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　県下の建設事業量の指標となる本紙掲載の「受注市況ＮＥＸＴ」による２０１８年度確定版がこのほどまとまった。それによると受注総額（県外、ＪＶを含む）は１４０９億１９０３万円、受注件数は５４３０件で、前年度総受注額の１２９６億９９７４万円と比べると約11億２１９３万円増加し、対前年度同期比で８・７％増となった。件数では３件増の微増にとどまった。西日本建設業保障の前払い金保証実績対象の事業量は前年度比24・７％減の８１５億５０００万円だったが、鳥取県内における実質的な建設事業量は18年度事業量より増加した数値を示している。
　一方で、ここ10年間で最高だった16年度総受注実績の１８０３億２７２２万円と比較すると３９４億０８１９億円減、件数も３８９件減と大きく減少しているが、17年度実績の約１２９７億円から比べると18年度は回復基調を示す数値となっており、今後19年度の事業量の動向が注目されるとともに期待もされる。
　東部・八頭・中部・西部・日野・県外・ＪＶ別の受注額状況では、八頭管内が38・02％増、西部管内が14・５％増、日野管内11・９％増、ＪＶが19・２％増と二桁増の大幅増。東部管内は６・２％増の小幅増となった。一方、県外が６・５％減少、中部管内が０・３％減の微減となった。件数では、日野管内33・６％増、八頭管内が27・８％増、西部管内３・５％増、東部管内０・５％増だったが、ＪＶが12・５％減、中部管内11・１％減、県外９・08％減であった。
　18年度１年間の間の管内・部門別の受注額の内訳、金額、件数は次の通り。（）内は前年度の数値
※総合計＝１４０９億１９０３万円（１２９６億９９７４万円）、件数５４３０件（５４２７件）
▽東部管内＝３１９億００９３万円（３００億３８７６万円）、１５５５件（１５４７件）
▽八頭管内＝78億４９４８万円（56億８７２９万円）、３０８件（２４１件）
▽中部管内＝１８１億６２３９万円（１８２億２３１４万円）、１０２２件（１１５０件）
▽西部管内＝２７８億６５９０万円（２４３億４１３９万円）、１５９１件（１５３７件）
▽日野管内＝45億２００４万円（40億４０１７万円）、２８６件（２１４件）
▽県外＝２１２億７３０３万円（２２７億４６９２万円）、５９１件（６５０件）
▽ＪＶ（共同企業体）＝２９３億４７２６万円（２４６億２２０７万円）、77件（88件）
※本紙の入札結果欄の建設、コンサルタント、設計、大手ゼネコン、共同企業体（ＪＶ）の受注総
合計よるものであり、また各管内の総額はそれぞれ管内に本社を置く業者の受注総額であり、県外、
ＪＶ工事も別途あり、各管内エリアごとの事業量ではないことをご了承ください。

日刊建設工業新聞