長岡京市はこのほど、都市再生整備計画(西山天王山駅周辺地区)をまとめた。交通結節点という新たな機能を活用したコンパクトで魅力あるまちづくりの推進を目的に、令和元年度から令和5年度に事業を実施する。
西山天王山駅周辺地区の対象面積は167f。西山天王山駅周辺は、長岡京市都市計画マスタープランで「交流拠点ゾーン」に位置付けられ、立地適正化計画では「中心拠点型都市機能誘導区域」に位置付けられている。
乙訓地域の中核病院の役割を担う済生会京都府病院(地域医療支援病院)を当該区域に誘導することにより、利用者のアクセス向上、利便性を図る。
基幹事業は、済生会京都府病院(移転)、P&R(パーク&ライド)駐車場、市道整備事業、デジタルサイネージ(電子看板)、埋蔵文化財説明板。
交付対象事業費は14億6250万円。交付限度額は7億3130万円で国費率0・50。
市が事業主体の市道整備はL480m。事業期間は令和元年度〜令和5年度。全体事業費は5140万円(交付対象事業費は5140万円)。
市が事業主体のP&R駐車場は約900u。事業期間は令和元年度〜令和2年度。全体事業費は3300万円(交付対象事業費は820万円)。同事業により、広域交通拠点としての拠点形成機能を活かし、公共交通への乗り換えの円滑化を図る。
市が事業主体のデジタルサイネージは2基。事業期間は令和元年度。全体事業費は240万円(交付対象事業費は240万円)。
市が事業主体の埋蔵文化財説明板は1基900o×600o。事業期間は令和3年度。全体事業費は50万円(交付対象事業費は50万円)。
民間が事業主体の済生会京都府病院はS造7階建。事業期間は令和元年度〜令和3年度。全体事業費は151億2000万円(交付対象事業費は14億円)。
関連事業では、区画整理組合が事業主体の下海印寺下内田土地区画整理整理事業は面積A1・8f。事業期間は平成30年度〜令和3年度。全体事業費は3億1200万円。
目標指標に掲げる(阪急)西山天王山駅の乗降客数は1日1万2244人(基準年度・平成28年度)から目標値1万2474人(目標年度・令和5年度)、P&R駐車場の利用者数は2万2761人/年(基準年度・平成28年度)から目標値3万4277人(目標年度・令和5年度)、地区内人口は1万2880人(基準年度は平成29年度)から目標値1万2880人(目標年度・令和5年度。人口減少を食い止め、人口維持)を設定した。