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日刊建設タイムズ社
2019/05/07

【千葉】基本設計プロポ開始/工事はDB方式採用予定/八千代市 新庁舎等建設

 八千代市は4月26日、新庁舎等建設基本設計業務委託の公募型プロポーザル手続きを開始した。5月13日から17日まで参加表明書を受け付け、同22日に参加資格確認結果、同29日ヒアリング審査日時を通知。その後、6月12日から19日まで企画提案書を受け付け、7月2日のヒアリング審査を経て選定結果を通知し、同中旬に契約を結ぶ予定。提案上限額(消費税を含む)は1億10万円。また、新庁舎建設工事については、実施設計・施工一括発注方式(デザインビルド)を採用する予定であるため、基本設計受託者は同発注方式には参加できない。
 参加資格要件は、同市入札参加資格者名簿に登録され、2009年4月1日から19年3月31日までの間に、地方公共団体が発注した延べ面積1万u以上かつ免震構造の都道府県庁舎または市区町村庁舎(複合施設の場合は庁舎部分の面積が1万u以上であること)の新築に関する基本設計または実施設計を完了した実績を有すること等。
 プロポーザルの主要なテーマは、@過去に設計した庁舎の経験から学んだことについてA八千代市庁舎整備基本計画の趣旨を踏まえた八千代市にふさわしい庁舎についてB新庁舎建設時の仮設計画及び来庁者用駐車場の確保について。
 新庁舎の建設場所は既存庁舎(大和田新田312−5)敷地内で、敷地面積は2万5153u、都市計画用途地域は第2種住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)、第2種高度地区(最高高さ20m)。
 新庁舎の規模は、現庁舎に無かった市民利用・協働スペースを含めて5階建て程度、延べ約1万8500u。建物構造等の指定はないが、耐震性、維持費、建設コスト等を考慮して決定。既存建物の解体工事を除き、着工から21か月以内で施工完了可能な工程を想定すること。
 また、庁舎以外に倉庫棟を平屋建て、延べ約800uで計画。こちらも耐震性、維持費、建設コスト等を考慮して建物構造等を決定。着工から、おおむね6か月以内で施工完了可能な工程を想定すること。
 低層階は来庁者の利便性に配慮し、市民等の利用頻度が高い窓口機能、市政情報等の情報発信機能等を配置し、市民利用とも連携。中層階には低層階の次に利用者が多い部署を配置するとともに、セキュリティ面の配慮が必要な部署や災害時の指揮系統の中心となる防災機能を可能な限り独立したフロアに配置。さらに議会機能は独立性を確保するため、行政関連部署との動線が交わらないよう配慮し高層階へ配置する。
 市としては倉庫棟を先に建築し、第2別館の執務機能を倉庫棟へ仮移転した後に、第2別館の改修・増築工事(上下水道局による発注のため、新庁舎建設工事とは別事業)及び新庁舎建設工事を同時に着手することを想定している。
 庁舎整備に伴う基本計画策定支援業務は梓設計(東京都品川区東品川2−1−11)、オフィス環境整備現況調査等業務はイトーキ(千葉支店・千葉市中央区中央1−11−1)が担当。k_times_comをフォローしましょう
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