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北陸工業新聞社
2019/04/26

【富山】発注者、コンサルへ工法PR/県のリフレッシュ協会が総会 

 老朽化モルタル吹付法面補修工法の発展・普及を目的とした「富山県のリフレッシュ工法協会」の通常総会が24日、富山市の富山第一ホテルで開かれ、19年度の事業方針を決めた。
 「のリフレッシュ工法」は、老朽化した吹付モルタル法面を取り壊すことなく、繊維吹付工(増厚工)などでリフレッシュさせるもの。モルタル面や表層地盤を安定させ、施工の安全性や信頼性を高める。建設廃棄物を発生させず、環境にも優しい工法。同協会は17年、県内土木会社14社により設立した。
 総会では、岡部竜一会長が「18年度に富山県や国交省、設計事務所らに参加いただき、勉強会を開催した。国土強靱化により法面関係でも動きがある。発注機関は限られた予算の中で順次整備を進めているが、吹付モルタル法面を残したままリフレッシュする同工法は非常に有効。引き続き、各発注機関へのPR活動などを積極的に行い、工法の普及を図っていく」とあいさつ。18年度事業・決算報告、19年度事業計画・収支予算を審議し、原案通り了承した。事業計画によると、技術講習会を開催するほか、官公庁への要望、コンサルタント会社に対するPRなどを展開していく。
 中部・のリフレッシュ工法協会の金藤達也会長(ライト工業中部統括支店常務執行役員支店長)は、「中部、北陸3県では特に多くの協会員に賛同いただいている。国土強靱化の緊急対策が閣議決定され、総額約7兆円の予算がついた。工法をPRし、採用されるよう努め、受注していきたい。技術的なことなど全面的に協力していく。富山でも実績を重ねながら、確立した工法にしたい」と述べた。

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