国土交通省岡山国道事務所は、一般国道2号「玉島・笠岡道路」のU期整備に関連して、(仮称)鴨方インターチェンジ箇所で鴨方IC第5改良工事を第2四半期に発注する予定。
2019年度分の工事としては、盛土工(3万立方b)をはじめ法面工や排水構造物工の他、オフランプを降りた車両が本線をくぐるためのボックスカルバートを設置する。土工についてはICT活用工事。工期は7カ月間。施工地は浅口市鴨方町六条院西地内。
また、県道西大島浜中線をまたぐ西大島新田橋梁(橋長27b)の架橋に伴う橋台工(岡山県側)が進められており、19年度は同橋梁下部その2工事として広島県側の橋台工を第2四半期に発注する予定。橋台の構造はL型橋台で基礎は場所打ち杭口径1500_を18本施工する。また、路体盛土工(2000立方b)や舗装工(2000平方b)なども行う。土工と舗装はICT活用工事。工期は7カ月間。施工地は笠岡市西大島新田地内。橋梁設計は綜合技術コンサルタントが担当。
この他、里庄地区の第4改良工事も第2四半期に発注する予定。盛土(1万立方b)をはじめ法面工や本線をくぐる水路のボックスカルバート工などの施工を行う。土工はICT活用工事。工期は7カ月間。施工地は里庄町新庄地内。
これら工事の設計はエイト日本技術開発(岡山市北区)らが担当した。
玉島・笠岡道路は地域高規格道路倉敷福山道路(延長約55`)の一部を構成する自動車専用道路で、整備延長は、起点・倉敷市玉島阿賀崎〜終点・笠岡市西大島新田までの13・9`。このうち起点から浅口市金光町佐方までの4・5`区間(T期)では暫定2車線で2015年3月から供用を開始している。
U期整備(延長9・4`)には12年度から用地買収や工事に着手しており、19年3月末現在の事業進捗率は約24%、用地進捗率は約96%となっている。
U期の全体事業費は529億円。19年度事業費は44億1000万円で、このうち14億7000万円を岡山県が負担する。
「提供:建通新聞社」