福井県測量設計業協会(中西誠一郎会長)の第97回通常総会は23日開かれ、会員41社の技術と資質向上を目指す19年度事業計画案など、提出議案の4件すべてを原案通り審議了承した。福井市中央1丁目のユアーズホテルフクイで。
中西会長が冒頭あいさつ。会員増へ加入メリットをアピールするなど魅力向上に意欲を示した。
18年度の事業報告によると6月3日の測量の日関連で地図教室を福井市の上文殊小学校と鶉小学校で国土地理院北陸測量部の担当者を招き実施。ドローン技術者交流会や県土木部の行政講習会などにも取り組んだ。また同協会と地質協会、補償コンの関連3団体で発注者に要望活動を行った。
19年度も継続し技術の研鑚や経営基盤の強化に努め、測量設計業の健全な発展と、さらなる社会的な地位の向上を目指して事業展開。全測連や近畿地区協議会、北陸地区協議会と連携し、研修旅行なども計画している。
人材の確保育成へ/東海工業専門学校と連携
総会後、同協会と東海工業専門学校金山校(愛知県名古屋市中区、野村種明校長)との連携を図る締結式が行われた。
測量・土木設計分野の人材確保、および人材育成が目的。内容としては教育訓練や研修活動などを通し、双方で活発に人材交流を推し進め、測量分野の進路希望者の減少に歯止めをかけていきたい考え。式では野村校長(写真左)と中西会長が会見し、協定書を掲げ、固く握手を交わした。同校は今後、石川や富山の両県にも同様に、連携協定を呼び掛けていきたいとしている。