ESR(東京都港区)は、茅ケ崎市萩園上ノ前に、延べ床面積約7万平方bのマルチテナント型物流施設「ESR茅ケ崎ディストリビューションセンター」を建設する。今後、施工者を選定し、2020年5月の着工を予定している。21年6月末の完成を目指す。総投資額を約160億円と試算している。
建物は4階建て延べ床面積6万9241平方b。耐震構造を採用し、トラックはスロープを通じて3階まで直接アクセスできる。荷物の積み卸しをするためのトラックバースを1階に46台分、3階に30台分設置する計画。また、敷地内には24台分の大型トラック待機場の他、103台分の駐車場を設ける。倉庫部分は小割対応の設計で最大6テナントに分割できる。さらに、2階と4階には荷物用エレベーターを設置し、物流運営の効率性に配慮しているという。
建設地は茅ケ崎市が萩園字上ノ前地区土地区画整理事業で整備した土地で、面積は3万3896平方b。圏央道(首都圏中央連絡自動車道)の「寒川南IC(インターチェンジ)」から約500bに位置しており、施設の近くを通る県道46号の交通利便性もある。今年3月に開通した新東名高速道路により、神奈川県内や東京都心部に加え、首都圏全域など商品物流の高いニーズに対応できる好立地としている。
同事業は神奈川県内で「レッドウッド生麦ディストリビューションセンター」「ESR横浜ディストリビューションセンター」に次ぐ同社3件目の開発プロジェクトとなる。
提供:建通新聞社