平井伸治知事は17日、再選後初めての定例会見に臨み「初心に帰り、この4年間が令和のスタートを切るにふさわしい鳥取の時代の幕開けとなるよう粉骨砕身させていただく」と4期目の抱負を述べた。
「大都市中心の価値観ではなく、鳥取には住みやすさだとか本来の幸せの形がある」。平井知事は鳥取発の新時代の創出に向けて挑戦したいと意気込みを見せた。
政策課題に55項目を掲げており「これらを実現することが新しい時代の扉を開くことになる」と語り、さっそく来週には▽安心(河床掘削、ため池・流木対策など)▽しごと▽ひと▽暮らし▽ふるさと(山陰近畿道、志戸坂峠道路の整備、高速道路4車線化など)―五つの「新時代プロジェクトチーム(PT)」を庁内に発足させる。
また、女性初の統轄監に起用した高橋紀子統轄監を中心に「元気女子」PTや、若手職員によるPTも立ち上げて新時代PTと連携。平井知事は「現場感覚を注入しながらタイムリーに実現を図っていく」と話し、関連経費を6月補正に盛り込む方針を示した。
日刊建設工業新聞