トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2019/04/24

【徳島】四電工Gに 板野町 道の駅「いたの」整備・運営 

 板野町は、道の駅「いたの」の整備・運営事業を担う事業者を公募型プロポーザルで選定した結果、17日付で優先交渉権者を四電工グループ(代表企業・四電工徳島支店)に決めた。今後は5月中旬に基本協定および事業契約を締結する見通し。同グループの構成企業は、阿波設計事務所、吉岡組、阿波食。
 同事業は、町が施設整備に係る資金調達を行い、設計・建設・運営を民間事業者に委託する「DBO方式(Design Build Operate)」で実施。事業期間は事業者との契約締結日から2036年3月31日までの期間(維持管理・運営期間は約15年間)。ただし、事業期間中の業務が効率的、安定的に行われている場合は、新たな事業計画等を審査した上で継続可能としている。
 道の駅「いたの」は、川端字中手崎39ノ5他の県道1号徳島引田線西側敷地約4万平方bを造成し整備(今年3月から造成工事に着手)。町が約3万6000平方bに地域振興施設(飲食施設、産地直売所など)、駐車場、防災広場、防災ヘリポート、高速バス停留所、水素ステーション、EV急速充電器を整備する他、徳島県が約4000平方bに公衆トイレや駐車場、道路情報提供装置、災害対応トイレ、耐震性貯水槽を整備する。農業や観光、地元の商業といったまちの魅力を含めた地域振興の拠点施設としての期待が寄せられている。総事業費は約32億円。2021年春の完成を目指している。
 事業者の業務範囲は次の通り。
<施設整備に関する業務>
 ▽設計▽建設▽工事監理▽開業準備
<維持管理に関する業務>
 ▽建物保守管理▽建築設備保守管理▽清掃▽土木・外構施設維持管理
<運営に関する業務>
 ▽地域情報発信センター運営▽地域振興施設運営(特産物販売所、加工施設、飲食施設の運営等)▽広報▽総務▽安全管理・警備▽自動販売機の管理▽地域振興(農業、観光振興等)▽事業者の自由提案による自主運営事業

提供:建通新聞社