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日刊建設タイムズ社
2019/04/24

【千葉】原則2社、最大5社JV/建築工事の一般競争公告/柏市の水道部庁舎再整備

 柏市水道部は23日、水道部庁舎再整備工事(建築工事)の制限付き一般競争入札を公告した。入札参加資格は、2社以上(原則2社、最大5社)で構成する共同施工方式による共同企業体(JV)とし、電子入札システムにより5月14日まで参加資格確認申請書を受け付け、同17日に確認通知書を発行。その後、同23日から同28日まで入札書を受け付け、同29日に開札する。予定価格及び低入札価格調査基準額は事後公表。
  JVの代表者及び構成員は建設業法の特定建設業の許可を受け、代表者は国内に本店があり、建築一式工事の総合評定値が1300点以上(ただし、市内に本店を有する者は900点以上)であること、構成員は柏市内に本店があり、同700点以上であること。JV構成は共同施工方式とし、分担施工方式は不可。
  代表者は官公庁等が2004年度以降に発注した建築一式工事において、RC造を含む延べ床面積2000u以上の公共施設の新築または増築工事を元請として施工完了した実績があること、構成員は官公庁等が04年度以降に発注した1000万円以上のRC造を含む建築一式工事について、元請として施工完了した実績があること等。
  また、07年12月10以降に同市水道部と契約した案件の工事検査通知書の評定点(工事成績)が、開札の時以前3か月以内の通知で60点未満(低入札調査対象の落札案件では65点未満)、開札の時以前2か月以内の通知で60点以上65点未満に該当しないこと。
  水道部庁舎再整備事業について同市は、本年度当初予算で総額37億5700万円の継続費(19〜21年度)を設定。これを受けて、第1期工事となる既存施設の一部解体を含めた新庁舎の建築工事について、今回の入札で発注する。6か月ほどかけて解体工事を行い、新庁舎の建設が可能になる第3四半期を予定して、電気設備工事と機械設備工事を別途発注する予定。
  建築工事の工期は21年5月31日まで。計画では、まず第1期工事として敷地南側(現ポンプ棟配水池等の位置、敷地面積4310・20u)の既存施設等を撤去して新庁舎を建設。完成後に、第2期工事として現在の庁舎を解体撤去し、駐車場や外溝等の整備を行う。
  新庁舎の計画規模はRC造5階建て、延べ5010u。ほかに付帯施設として給水車車庫をS造平屋建て、延べ115uで整備する。設計は横河建築設計事務所(東京都品川区上大崎2−25−2)が担当。
  1階にお客様窓口(料金センター)、2階に工事系部門事務室、3階に管理・総務系部門事務室、4階に大きさの異なる会議室(大・中・小)及びスタッフラウンジ、ホール(ホワイエ)、文書保管庫等を配置し、災害対策本部としても機能。5階には設備機器室及び階段室を利用した吹き抜け空間による自然換気システム(エコボイド)を設置。また、屋上(一部5階も)には太陽光パネルを設置するとともに、屋上緑化や壁面緑化を施す計画。
  現在の水道部庁舎は1970年に竣工し、増築を経て現在に至っている。規模はRC造3階建て、建築面積1482・0u(事務所棟1191・0u、ポンプ棟291・0u)、延べ2922・75u(事務所棟2305・52u、ポンプ棟617・23u)。築後40年以上を経過し老朽化が進んでおり、02年度に実施した耐震診断で耐震性が不十分だとされた。
  再整備の基本コンセプトは、@「強靭」災害対策拠点を確保するA「安全」市民生活を支えるライフラインとして、水を安定供給できる体制を確保するB「持続」環境にやさしく、コストを抑制した施設とする。k_times_comをフォローしましょう
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