全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　今年4月の行政組織の見直しで、待機児童の解消や放課後児童の健全育成に向け、これまで各担当課で行なって来た認定こども園、放課後児童クラブ、保育所、幼稚園など、子どもに関する施設の工事・修繕等を一括管理する「子ども施設整備推進室」を新設した近江八幡市。
　19年度当初予算には、放課後児童クラブ施設整備事業費2億1227万8千円、認定こども園施設整備事業費4億3112万1千円、保育所施設整備事業費641万7千円を計上し、事業の推進を図る。
　放課後児童クラブ施設整備事業では、昨年中に岡山コミュニティエリア整備事業として岡山小学校・岡山コミュニティセンターと併せて同時竣工を目指したものの、岡山コミュニティエリア整備工事請負企業との随意契約が整わず19年度事業へ延期した「新岡山こどもの家新築工事」の工事費1億0192万9千円（公告済み、5月7日入開札）、工事監理委託料444万9千円を計上。
　民間による放課後児童クラブの開設に係る経費に対して補助する民間放課後児童クラブ施設整備事業補助金1億0491万円では、現在、西庄町と金剛寺町の2ヵ所で金田小学校区放課後児童クラブ「キッズクラブまあむ」を運営しているＮＰＯ法人ファミリーサポートまあむが、金剛寺町地内で2施設を1施設に集約し、市から新たに40名の追加受け入れ要請を受け整備する「金田小学校区放課後児童クラブ移転新築事業」のほか、今年度、新たに桐原東・安土の2小学校区で募集・決定を予定する民間放課後児童クラブ施設整備事業への補助金を計上している。
　認定こども園整備事業では、民間の幼保連携型認定こども園「（仮称）岡山こども園施設整備事業」（施工＝西村建設）に係る補助金3億9658万円、武佐こども園別館〔旧武佐幼稚園〕解体工事費2729万円、老蘇こども園施設整備事業724万円（0〜2歳児棟及び給食室等の増築工事の実施設計料）を計上。
　民間保育所施設整備事業では、既存の八王子保育園屋根改修工事に対して財政的な支援を行なう。

提供：滋賀産業新聞