磐田市は、豊田中学校(加茂243)を拠点とする豊田地区の小中一体校「ながふじ学府一体校」整備に向け、2019年度当初予算に建設工事費30億6500万円と豊田中のプール解体費2600万円を計上した。いずれも第1四半期の工事発注を予定する。
施設は鉄筋コンクリート造4階建て延べ1万7000平方b。開放的な吹き抜けを設ける「コミュニケーションモール方式」を採用した他、図書館やランチルーム、防災倉庫付き屋内運動場などを整備する予定だ。校舎付属棟の2階には大(25b×9コース)・小(12b×6b)の屋外プール、校舎北側に小中学生が共有する約1万8000平方bのグラウンドを整備する。基本・実施設計は久米設計名古屋支社(名古屋市中村区)が担当した。
解体予定の豊田中プールは50bプールで、建設予定地内にあるため解体する。
「ながふじ学府一体校」は同市初の小中一体校として注目されている。地域に開かれた施設や、学級数の変動に対応しやすい教育空間などの機能を盛り込み、21年度の開校を目指す。
提供:建通新聞社
(2019/4/19)
建通新聞社 静岡支社