守山市は、17年度第1期、18年度第2期と校舎の大規模改造工事を進めてきた守山南中学校の、第3期となる19年度行う既存特別教室棟の増改築工事について、19年度当初予算には事業費6億2076万9千円、債務負担を含め20年度までの3期事業費として解体・本体・設備を合わせて10億1886万2千円を措置している。早ければ5月の連休明け早々にもまず解体工事の一般競争入札を公告し入札・着工、その後本体工事について電気・機械の設備を分離しそれぞれ一般競争入札を公告、8月にも入札し9月議会での承認を経て、解体工事完了後本体工事に着工、20年度夏休み頃をメドに特別教室の増改築棟を完成させたい考えだ。
3期に続いては、第2体育館・給食施設・教室他―を1棟に備えた「仮称・給食体育館棟」を20年度に建設予定。実施設計は19年度発注する。21年度に既存体育館(第1体育館)の大規模改修工事を単年で行い、全体の整備計画を完了する見通し。
守山南中学校(古高町357)の第3期工事は、RC造3階建、延約1000平方bの既存特別教室棟およびCB造平屋建、約350〜400平方bの既存クラブ室を解体撤去した跡地において、RC造3階建、延約3000〜3500平方bに規模を拡大した「新・特別教室棟」を整備。また20年度整備予定の「仮称・給食体育館棟」は実施設計未着手のため流動的だがRC造2階建を想定、規模は未定。21年度大規模改修工事を行う「既存第1体育館」はS造平屋建(中2階)、延1000〜1500平方b程。改修に係る設計は過年度完了している。
同中学校は、開校後30年以上が経過し経年劣化による施設や設備の老朽化に対応するため、RC造4階建(一部2階)、延約7656平方bの校舎棟の大規模改造工事を2期に分け17および18年度で完了。3期で体育館およびクラブ室の大規模改造工事を行う計画だったが、市内中学校で22年度から始まる自校方式の給食に向けての調理施設や、将来的な生徒数増を見すえ補完的役割を担う第2体育館および普通教室を整備する必要が生じ計画を変更。
第3期の校舎棟増改築等設計業務は18年度にビルディング・コンサルタントワイズ(大津市)に発注済み、校舎棟・体育館の1期・2期大規模改造に係る実施設計も同社が担当(16年度)。給食体育館棟新築に係る実施設計は19年度に発注予定。
提供:滋賀産業新聞