法面の最適な対策工法を検討、提案する法面対策工法協会(会員16社、岡部竜一会長)の通常総会が16日、ホテルグランテラス富山で開かれ、6月の技術講習会を含む19年度事業などを決めた。
総会には全会員(委任状1含む)が出席。冒頭、あいさつに立った岡部会長は「協会を立ち上げても、ただ待っているだけでは仕事にならない。発注者に積極的に提案していくことがとても大事」とした上で、「設立したからには、各企業が入会して良かったと思える協会にしたい」と意気込みを示した。議事では、18年度事業報告・収支決算報告や19年度事業案・収支予算案などを審議し、了承した。
19年度事業として、6月26日に富山県民会館で技術講習会の開催を予定。透水性コンクリート吹付「ザルコン」や岩盤接着・高強度特殊モルタル吹付「ニュージャストショット」、長距離・高揚程・高強度圧送吹付「ファーストクリート」などの新しい工法を、発注者やコンサルらに紹介する。特に「ザルコン」については、北陸地域で初めての技術講習会になるので関心を集めそうだ。10月2、3日に開かれる「けんせつフェア北陸in富山2019」への出展も予定している。
18年度の活動では「ザルコン」が北陸電力の中地山発電所、県富山農林振興センターで採用、北陸地方整備局立山砂防事務所で採用予定。「ニュージャストショット」が県砺波農林振興センターや県富山土木センター、県入善土木事務所で採用予定、県砺波土木センターで採用検討であると報告された。