建設新聞社
2019/04/17
【東北・福島】参加表明は26日まで、郡山市歴史情報・公文書館の基本計画プロポ
福島県郡山市は、歴史情報・公文書館(仮称)の整備に向けた基本計画策定業務を委託するため、公募型プロポーザル手続きを開始した。
参加資格は、一級建築士事務所の登録を受けており、過去10年間に延べ2000平方b以上の人文系博物館の基本構想、基本計画、または展示設計業務を元請として受注した実績を有することなど。
プロポーザル担当は文化スポーツ部文化振興課。参加表明書は今月26日まで、企画提案書は5月16日まで受け付ける。その後、同23日(予定)にプレゼンテーション審査を実施し、同月内の委託候補者決定・契約締結を目指す。提案上限価格は880万4400万円。
この施設は、歴史的公文書など歴史・文化遺産を保全・整備活用し、次世代へ継承していくための拠点と位置付ける。建設場所は、市の中心部に位置し、郡山公会堂や県郡山合同庁舎などの歴史的建造物が集積する麓山地区のうち、中央図書館や中央公民館が立地するエリアを予定し、今後詳細を詰めていく。
建設に向け2018年度は、基本構想策定業務をトータルメディア開発研究所に委託。構想では、導入機能として歴史展示・日本遺産展示、企画展示室、収蔵庫(考古資料、古文書、歴史的公文書)、交流スペースなどを盛り込み、想定延べ面積を3000平方bとしている。
今回委託する業務では、所蔵資料の現状を把握し収蔵方針を検討するほか、施設機能・規模、空間配置、展示基本計画、敷地利用計画、概算費用算出などの基本計画を策定する。履行期限は20年3月31日まで。
以降は、20年度で基本・実施設計、21年度に着工し22年度の開館を目指すスケジュールとしている。
提供:建設新聞社