鉄道建設・運輸施設整備支援機構大阪支社は、北陸新幹線金沢・敦賀間で整備を予定する芦原温泉駅、福井駅、南越駅(仮称)、敦賀駅などについて、設計が概ね完了したことから外観デザイン等を公表した。
芦原温泉駅のデザインコンセプトは「あわらの大地に湧き出る贅の駅」で、デザインイメージは「あわら温泉の癒しと旅情が漂う駅」。全体を落ち着いた色と木調で仕上げ、趣のある和を強調したイメージとし、芦原温泉の癒しと旅情を表現する。施設規模は駅本屋がRC造平家建て1930平方メートル、旅客上家がS造平家建て6610平方メートルなど。第2四半期の入札を予定している。
福井駅のデザインコンセプトは「太古から未来へ〜悠久の歴史と自然がみえる駅〜」で、デザインイメージは「悠久の歴史を未来へつなぐシンボルゲートとなる駅」。唐門をモチーフとした木調のルーバーと、明るく開放的なガラス面を組み合わせることにより、福井の歴史を感じさせるデザインとなっている。施設規模は駅本屋がRC造平家建て2900平方メートル、駅後方施設がS造平家建て6260平方メートル、旅客上家がS造平家建て6260平方メートルなど。第1四半期の入札を予定する。
南越駅(仮称)のデザインコンセプトは「伝統・文化を未来につなぐシンボルとしての駅」で、デザインイメージは「コウノトリが飛翔する未来への道標となる駅」。越前市に飛来するコウノトリをモチーフとし、越前市の美しい自然環境を未来へつないでいくシンボルとなる駅をイメージ。施設規模は駅本屋がRC造平家建て2650平方メートル、旅客上家がS造平家建て9830平方メートルなど。第2四半期の入札を予定している。
敦賀駅のデザインコンセプトは「空にうかぶ〜自然に囲まれ、港を望む駅〜」で、デザインイメージは「煌めく大海から未来へ飛翔する駅」。敦賀湾の波の煌めきを表現し、豊かな自然を感じられる駅をイメージ。施設規模は駅本屋がRC造2階建て延べ1万5350平方メートル、旅客上家がS造平家建て1万2650平方メートルなど。第2四半期の入札を予定している。