全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　高知市は８日、文化プラザ「かるぽーと」の長寿命化整備に向け、劣化度調査と整備基本計画策定の公募型プロポーザルを公告した。参加意向申出書の提出期限は４月25日。６月上旬に企画提案書の審査を実施し、６月下旬に契約を締結する予定。
　資格要件は、２００５〜18年度に５００席以上の文化ホールを含む施設の改修計画を受注し、履行した実績があることなど。期間は２０２０年３月16日まで。事業費限度額は２５００万円。
　業務内容は劣化度調査と基本計画策定。劣化度調査では、長寿命化整備実施に向けた方針を検討するための基礎資料として、屋根防水や雨漏り箇所、仕上げ材などの他、電気・機械設備、舞台設備の劣化度を調査する。
　基本計画策定では、高知市や指定管理者へのヒアリングによる文化プラザへの要望を整理し、劣化度調査の結果も踏まえ、長寿命化整備費の試算や整備項目の優先順位を検討、事業スケジュールや整備後の長期修繕計画を作成する。また整備手法や民間活力を導入した場合の最適な事業スキームの検討なども進める。
　高知市文化プラザの規模は鉄骨鉄筋コンクリート一部鉄骨造、鉄筋コンクリート造地下３階地上11階（塔屋１階）延べ３万５８８８平方�b。01年の完成から18年が経過し、電気・空調・給排水衛生設備や各ホールに設置された舞台設備の経年劣化により、大規模な設備更新が必要となっている。また建物自体の劣化も進行しており、長寿命化整備が急務となっている。そのため整備基本計画を策定し、20〜21年度に設計を進め、22年度に工事発注する予定。場所は九反田２ノ１。

提供：建通新聞社