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北陸工業新聞社
2019/04/15

【新潟】高機能実現へ動線に配慮/葬祭C改築基本設計まとまる/新発田広域組合/さくら設計の提案 

 新発田地域広域事務組合は、広域葬祭センター(願文院)改築事業の基本設計をまとめた。
 それによると、「やわらかな光あふれる静ひつ空間願文院」をコンセプトに、▽会葬者の心情に寄り添う空間づくり▽分かりやすい動線と機能的な施設▽田園風景に佇む静ひつな斎場−の実現を目指す。また、敷地条件を考慮し、会葬者・職員の動線に配慮した中で、できるだけコンパクトかつ高機能な施設とするほか、敷地の中で建物周囲にゆとりを持たせ、サービス動線を十分に確保する。さらに、火葬、集塵施設のメンテナンスや更新が行えるよう、炉室および集塵機室に隣接して、十分な広さのサービスヤードを設ける。
 計画では、新発田市古楯地内の現施設が老朽化していることから、現在の駐車場(敷地面積6719平方メートル)で建て替えるもの。建設規模についてはRC造2階建て2430平方メートル(1階は1976・5平方メートル、2階は453・5平方メートル)で、火葬炉は5基を予定している。
 今後は、第1四半期に実施設計業務を発注し、19年度内に完了する。工事は20年度から2カ年で進め、21年度の供用開始を目指す。
 基本設計は、さくら設計(胎内市新和町)が担当した。

hokuriku