富山市は19年度、市営拠点スポーツ施設の長寿命化対策として16施設で詳細調査を行うほか、一部工事を行う。当初予算案に7766万7000円を計上した。
詳細調査には2500万円を配分。市営スポーツ施設72カ所のうち比較的規模の大きな施設を対象に、17・18年度に実施した老朽化基礎調査を踏まえて実施する。空調設備や給排水設備、電気設備の劣化度を調査し把握することで、効率的・計画的な改修で更新費用を抑えるのが狙い。対象は2000年体育館(2000年築)、屋内競技場(11年築)、総合体育館(1999年築)、市民プール(82年築)、市民球場(92年築)、体育文化センター(87年築)、東富山体育館(92年築)、東富山温水プール(81年築)、大沢野総合公園陸上競技場・野球場(86年築・94年築)、大山総合体育センター(92年築)、八尾スポーツアリーナ(99年築)、八尾B&G海洋センタープール(96年築)、婦中体育館(77年築)、山田総合体育センター(86年築)、大山社会体育館(72年築)の16施設。
長寿命化工事には5266万7000円を充当。内訳は体育文化センター省エネルギー化改修が66万7000円、山田総合体育センターアリーナ床改修が400万円、同照明更新が2400万円、大山総合体育センター屋根防水改修が2400万円。
このほか旧五福小学校跡地に整備する芝生スポーツ広場(ウオーキング・ランニングコース、パークゴルフ練習場)の設計等費に1050万円、市民球場内野スタンド観客席更新や城東ふれあい公園庭球場人工芝張替えなど施設・設備更新に3480万円を充てる。