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北陸工業新聞社
2019/04/15

【石川】駅前広場の実施設計など/加賀温泉駅周辺施設整備/加賀市 

 加賀市は、作見町地内で計画される北陸新幹線加賀温泉駅の周辺施設整備事業について、今年度に駅前広場の実施設計に着手する。当初予算に関連事業費として1億4950万円を盛り込んだ。
 計画によると、駅前のバスロータリーやタクシー駐車場などの交通施設や周辺都市施設の充実を図るため、駅前広場の実施設計および測量に取り組む。基本設計は日本海コンサルタントが担当。
 このほか、今年度は駅前広場の消雪装置を強化するための井戸揚水量調査、敷地内を通る暗渠排水路の点検調査などを実施する。
 一方、新幹線駅舎高架下の都市施設(観光案内所、伝統工芸展示スペースなど)や地下自由通路、駅前広場内の屋根施設については、公募型プロポーザル方式で設計業務の最優秀者に金沢計画研究所・ミナミデ建築設計事務所特定JVを選定。5月下旬にも契約を締結し、今年度に基本・実施設計を進める。9月までに基本設計を完了させ、10月に3次元のグラフィックを活用した市民説明会を開催する。
 駅周辺施設のスケジュールでは、20年度から駅前広場の工事を開始、21年度後半から高架下都市施設や駅北側の広場整備を行う。23年春の新幹線敦賀開業までに屋根施設を除いた全工事を完了させる予定。屋根施設については新幹線開業後、仮駅舎を撤去した後に整備し、24年に全体完成となる見通しだ。
 新幹線駅舎については鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が事業主体となるが、高架下の都市施設や駅前広場の屋根施設(ガレリア)、コロネードなどは市が整備する。
 新幹線駅舎は、紅殻格子を表現した外観デザインをベースにしている。先に鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)大阪支社が発表した発注見通しによると、第2四半期に条件付一般競争入札で発注される見込みだ。

hokuriku