日本工業経済新聞社(群馬)
2019/04/12
【群馬】群馬県社会保険加入促進宣言企業を公表
国土交通省関東地方整備局は群馬県社会保険加入促進宣言企業に124社が参加することを明らかにした。参加するのは県内に拠点もしくは施工実績を持つ企業。ダンピング受注をしないことや下請企業選定時に保険加入を確認することなどを社会保険加入を進めるに当たり守るべき行動基準として設定、順守することとなる。企業募集は地域に根差した取り組みとして、地域や企業での定着を図る。
行動基準は、元請企業と下請け企業それぞれに設定。技能労働者の処遇向上や担い手確保を目的としている。
元請企業に対しては、ダンピング受注をしないことや下請企業を選定する際に適切な保険に加入していることの確認、現場に携わる下請け企業に対して保険加入を求め加入していることを確認することなど5つの基準を定めた。
下請企業には、ダンピング受注をしないなどのほかに、再下請に出す場合に保険加入を求めることや加入を確認することなど6基準を設定した。
行動基準は、1月28日に開催された県建設業社会保険加入推進地域会議で採択。
宣言企業は、関東地方整備局のホームページ上で公開するほか、取り組みをPRするためのポスターやステッカーも贈られる。今後も宣言企業の募集を続け、保険加入の取り組みを推進する。