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　福島県病院局は、築後50年が経過し建て替えを予定する宮下病院について、地元や外部を含めた有識者で作る検討会での意見を踏まえながら、強化する機能等を整理し、年度内に基本構想を策定する。
　機能強化の方向性を検討するに当たり、現況を把握するため11日、調査業務の公募型プロポーザル手続きを開始した。
　業務は診療圏の将来人口推計や医療環境、宮下病院の医療需要推計の調査・収集と、建て替え後５年程度の収支推計で、全４回程度開く検討会での資料とする。参加要件は過去10年以内の国や地方公共団体で、高齢化・人口減少地域における医療機関の新築または改築にかかる同種業務の受託実績があることなど。参加表明書提出期限24日、企画提案書提出期限５月８日。同中旬にプレゼンテーションを行い、下旬に審査結果を通知する。業務期間は２０２０年３月31日まで。契約上限額は３９０万５０００円（税込）。
　同病院は新たな県立病院改革プラン（２０１７〜20年度）の中で地域唯一の病院として、救急医療や公的診療所への診療応援等などの機能を強化する方向性が示されている。