竹町の一般廃棄物処理施設「環境エネルギーセンター」に隣接して、子どもから高齢者までが利用できる市民の健康増進のための運動公園「市立健康ふれあい公園」の整備を進める近江八幡市が、第1期・プール棟(17年6月1日オープン)、第2期・屋根付き多目的広場(今年夏頃完成予定)に引き続き実施する第3期(クラブハウス〔S造平屋建、293平方b〕、プロムナード、駐車場〔約100台分〕)整備工事は、ゴールデンウィーク(4月27日〜5月6日)の前か後に一般競争入札の公告が行なわれる見通し。
また、続く第4期工事(サッカー場〔約1万平方b、人工芝、夜間照明6基、観客席最大450人程度〕)についても、19・20年度に跨る工事を見通し、今年度中に発注する予定だ。
第3期・第4期工事などに係る予算は、19年度当初予算に、新エネルギーパーク整備事業費として歳出で5億7852万1千円(内訳は設計監理委託料583万2千円、測量設計委託料80万円、施設整備工事費4億8731万9千円、アクセス道路整備工事費8000万円)を計上し、債務負担行為(20年度)で竹町都市公園整備事業の名称で(限度額)2億9037万2千円を設定。アクセス道路整備工事については、18年度3月補正予算で増額となった3404万円、18年度予算の未契約繰越金を含め、1億円超の予算で工事を推進するとしている。
順調に整備が進む「市立健康ふれあい公園(敷地面積A4・6f)」は、隣接する一般廃棄物処理施設で発生する余熱を熱源に利用する温水プールにトレーニングルーム、フィットネススタジオを備えた「プール棟」を第1期で建設(施工=西村建設)し、隣接して第2期でS造平屋建、2896平方b規模(地面は砂入り人工芝で、ゲートボールなら6面、テニスコートなら3面、フットサルコートなら2面がとれる広さ)の屋根付き多目的広場を建設(施工=ヤマタケ創建)。
19年度に第3期、19・20年度で第4期の整備を行なった後、第5期で児童遊戯場(約1500平方b)、グラウンドゴルフ場(約5000平方b、天然芝)を整備して、健康増進に対する市民ニーズに応えるとともに、緊急時避難場所としての機能も想定した設備を整える公園全体の完成となる。公園全体の設計は、鰹シ田平田設計大阪事務所(大阪市西区)が担当。
また並行して進めるアクセス道路の整備は、先行するふるさと農道から公園に通じる道路を、今夏予定の第2期・屋根付き多目的広場の完成に合わせ供用開始できるよう発注済の工事を進めるとともに、県道大房東横関線から公園に通じる市道東横関竹町線の整備を促進する。
提供:滋賀産業新聞