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建通新聞社
2019/04/11

【大阪】水都国際中高校 19年度に増築工発注へ

 大阪市は、公設民営となる中高一貫校「水都国際中学校・高等学校」の校舎整備について、2019年度第3四半期に増築部分の工事を発注する予定だ。増築規模は延べ床面積で1万3000平方b程度を想定しており、20年度の工事着手、21年度末の完成を目指す。
 新校舎は統合により閉校となった南港渚小学校と南港緑小学校の敷地を活用し、新築・改修して整備する計画だ。
 開校前の準備としては、渚小校舎(延べ床面積6076平方b)の大規模改修工事をナニワシステム(大阪市浪速区)の施工で実施した。開校後、渚小敷地内に延べ床面積1万3000平方b規模の新校舎棟を建設し、普通教室や体育館、プールなどを配置する。19年度に新校舎の建設工事を発注し、20〜21年度で施工するスケジュールだ。
 また、新校舎棟の完成後(22年4月以降)に、緑小校舎(同5658平方b)を解体し、跡地にグラウンドやクラブハウスを整備する計画。解体工事を別途発注するかについては未定としている。
基本・実施設計は昭和設計(大阪市北区)が担当。
 総事業費は約61億6500万円を見込む。主な内訳は▽新校舎建設(渚小敷地内)=49億0509万円▽緑小整備(校舎解体、グラウンド整備など)=3億7404万円▽渚小既存校舎大規模改修=6億7881万円―など。19年度当初予算には、関連事業費として20億2300万円を計上している。

提供:建通新聞社