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秋田建設工業新聞社
2019/04/10

【秋田】大館市のし尿処理施設移転改築/DBOで21年度着工へ

 大館市環境課は、し尿処理施設の移転改築について、施工・維持管理・運営を一括で行うDBO方式を採用する。2020年度にはアドバイザリー業務を委託し、21年度から国土交通省の交付金事業として建設工事を進め、23年度中の供用開始を目指す。なお、県内で初めて国土交通省の「下水道広域化推進総合事業」を活用した計画となる。
 計画は、昭和59年に完成したし尿処理場(大館市環境センター、松木字高館平2の1)が老朽化しているため改築するもの。県の下水道処理場の大館処理センター(大館市川口字中川口1)内の敷地に移転改築し、汚水を処理場に流入させる。現時点での建屋規模は約900uで、基本計画時における施設整備は約16億円と試算している。
 今年度は下水道計画の変更業務を行い、32年度には新し尿処理施設の整備・運営、契約事務について金融・法務・廃棄物処理技術などの専門的アドバイスを受けるため、アドバイザリー業務を委託する予定。
 現在のし尿処理場(環境センター)は、昭和59年に完成した鉄筋コンクリート造2階建て(1部地下)、延べ床面積2,840u規模の施設。1日あたりの処理能力は160kℓ、標準脱窒素処理方式で稼働している。

提供:秋田建設工業新聞社