大阪府は、府立花の文化園の次期指定管理者の公募に先立ち、サウンディング型市場調査を実施する。園内にある大温室などの施設の老朽化が進んでおり、大規模改修計画などについて、民間事業者からの意見を募る。
花の文化園は河内長野市高向2292ノ1に位置。敷地面積は約7万6000平方b。1990年の完成から約30年が経過し、大温室などの主要施設、園路、給排水設備などの老朽化が進行。大規模な施設改修や、施設のさらなる活性化が求められている。2020年3月には現在の指定管理期間が終了することから、PFIを含めた事業方式を検討する。次期指定管理者は20年度に公募する予定だ。
既存の主要施設は▽大温室(乾燥温室2058平方b・高さ32b)▽センター棟・イベントホール▽多目的活動拠点施設▽芝生広場▽バラ園(2150平方b)▽梅園(2500平方b)―など。
府では、サウンディング型市場調査の申し込みを5月15〜31日に受け付け、6月5〜14日に対話を実施、同月下旬に結果の概要を公表する予定だ。
求める提案は、▽大温室の改修、改築計画▽園内施設の大規模改修、集約化アイデア▽事業方式(指定管理期間の延長、PFI事業など)▽施設の活性化―など。
府では、参加任意の現地説明会を4月26日(参加受付は24日まで)に開く。
提供:建通新聞社