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高知県土木部は５日、２０１８年度の国補正予算対応分などを対象とした工事発注見通しを公表した。対象は、予定価格２５０万円以上で、４月１日時点で入札契約方法、工期、工事場所、工事概要、発注時期などが見込まれている案件。総数は２３３件で、うち一般競争入札は９４件。半数以上が第１四半期中に入札予定。
　発注者別の件数は、安芸土木事務所が一般競争20件、指名競争24件、中央東土木事務所が一般競争14件、指名競争７件、高知土木事務所が一般競争11件、指名競争16件、中央西土木事務所が一般競争17件、指名競争14件、須崎土木事務所が一般競争13件、指名競争24件、幡多土木事務所が一般競争19件、指名競争54件。
　一般競争のうち主な工事は、安芸土木では昨年の豪雨災害で被災した安芸川、尾川川、伊尾木川（安芸市）の災害復旧を10件公告する。中央東土木では、本川大杉線上吉野川橋のハンガーケーブル修繕（土佐町古味〜境）、柳野谷川通常砂防（大豊町柳野）、十二所谷通常砂防（本山町東山）を土木政策課契約案件で公告する。
　高知土木では、高知港海岸新田町地区の高潮対策を鋼管矢板、地盤改良、上部工に分離し公告する他、都市計画道路高知駅秦南町線久万川橋の下部工を土木政策課契約案件で公告する。中央西土木では、波介川（火渡川）３カ年緊急対策（土佐市高岡町甲）を４件、宇佐漁港海岸高潮対策（土佐市宇佐町）を３件公告する。
　須崎土木では、城川梼原線（梼原町宮野々）と中平梼原線（梼原町初瀬）で社会資本整備総合交付金を活用した道路改良、窪川中土佐線の大野見トンネル（四万十町床鍋）で裏込注入工を実施する。幡多土木では、宿毛湾港海岸（宿毛市高砂）、新田海岸（宿毛市新田）、大深浦海岸（宿毛市大深浦）で防波堤耐震化工事を計９件公告する他、中筋川（四万十市有岡）と岩田川（四万十市若藤）で３カ年緊急対策に着手する。
　19年度当初予算分を反映した発注見通しは５月に公表する予定。

提供：建通新聞社