警視庁は老朽化している尾久警察署(荒川区)の改築に向けた基本計画の作成作業と、有家族者待機寮朝比奈住宅(西東京市)の改築に伴う基礎調査業務に着手する。敷地の現況や関係法令への適合性などを踏まえながら、最適な建物配置や規模、大まかな工事スケジュールなどを固め、設計委託の条件を整える。
荒川区の北西部を管轄する尾久警察署(荒川区西尾久3ノ8ノ5、敷地面積約5500平方b)の現庁舎の規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ約2000平方b。1972年の完成で老朽化しており、手狭になっているため建て替える。
6月中旬に希望制指名競争入札による業務委託手続きを始め、敷地条件や関係法令を確認した上で、新たな施設の配置や構造、規模、施工手順などを検討。年内に成果を得て設計委託に備える。
一方、世帯向けの職員寮である朝比奈住宅(西東京市田無町1ノ3他、敷地面積7310平方b)は、鉄筋コンクリート3階建て約1200平方bの建物5棟で構成。こちらも72年の完成で老朽化しており、間取りなども現在のニーズに対応していないため建て替える計画。
希望制指名競争入札による業務委託手続きを6月中旬に開始。敷地の現況や関連する法令などを確認し、最適な施設整備の方向や大まかな事業スケジュールなどを検討していく。20年1月下旬に成果をまとめ、基本計画の作成や設計委託につなげる。
提供:建通新聞社