大阪府住宅供給公社は、箕面団地(箕面市)と井口堂団地(池田市)の建て替えを計画しており、早ければ2020年度にそれぞれ設計コンペを実施する予定だ。いずれの団地も全棟が建て替え対象となり、既存住宅の解体跡地に整備する。また、建て替えにより生まれる余剰地を活用した新たな土地利用計画も検討していく。
箕面団地は箕面市箕面4ノ9に位置。20棟・440戸(住戸専有面積約37〜約44平方b)で構成。団地周辺には桜並木があり、これを生かした整備計画を検討する。
一方、井口堂団地は池田市井口堂2ノ9に位置。7棟・200戸(同約39平方b)で構成。高齢者や子育て世代が住みやすい団地として整備を進める計画だ。
両団地の建て替えについては当初、PFI手法の導入を検討したが断念。設計コンペを行い、別途工事を発注する方式で整備することにした。基本計画の策定業務は、箕面団地分を三菱UFJリサーチ&コンサルティング大阪、井口堂団地分を長大がそれぞれ担当した。
同公社では、老朽化が進む団地や耐震性の低い団地の建て替え、集約を進めている。他には、石橋西団地(池田市)、長瀬東団地(東大阪市)、金岡東団地(堺市北区)などの建て替えを予定している。
提供:建通新聞社