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北陸工業新聞社
2019/04/08

【新潟】債務負担に10億円設定/福島潟水門ゲート製作・据付/県土木部 

 新潟県土木部河川整備課は、1級河川福島潟水門ゲートの製作・据付工事について、19年度当初予算に債務負担行為の限度額10億円を設定した。期間は20年度から21年度まで。
 全体計画によると、新発田市地内の潟周辺の自然遊水を防止するため、承水路の拡幅(L=2350メートル、W=30−80メートル)や、潟の周囲に湖岸堤(L=9400メートル)を築堤し、30年に1回程度発生する規模の洪水を安全に流下させるのが狙い。基礎工(鋼管杭)56本、水門工(躯体、門柱、堰柱、床版、水叩き等)一式を施工し、新井郷川出口に水門を設置することで洪水を放水路で流下させる。それにより、新井郷川および駒林川の治水安全度の向上や、旧豊栄市街地など下流域の浸水被害軽減を図るのが狙い。場所は新潟市北区新鼻地内。設計は東京建設コンサルタントが担当。
 本体工事(福田組・皆川組・石井組JV)は、18年8月上旬から仮設工に着手し、工期は21年3月15日まで。水門ゲート製作・据付工は本体工の進ちょく状況を踏まえ発注する。

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