笠岡市は、山陽自動車道吹田山口線の笠岡IC〜福山東IC間の(仮称)篠坂PAにスマートインターチェンジの整備を計画しており、測量調査設計や実施計画作成の事業費2293万円を2019年度当初予算に計上した。4月に開催予定の第2回準備会後に、測量調査設計などを委託する見通し。
同計画は、市西南部で高速道路のアクセスを向上させ、企業誘致・開発の促進や福山東ICの混雑緩和を狙いとしたもの。上下線で、大型車両も24時間通行できるスマートインターチェンジの整備が期待されている。
国土交通省は、18年8月に必要性を確認し、準備段階調査を開始。同年9月には計画的・効率的な準備・検討を推進するため、第1回準備会を開催した。
今後、事業化に向け概略検討(ICの位置・構造や周辺道路の整備計画など)を行った上で、詳細検討(IC・周辺施設の詳細設計や管理・運営方法など)を進めていく。ICの構造や形式などを比較検討しながら効果的なIC整備を目指す。
準備会、地区協議会の開催を経て、最短で2年後の20年度末の事業化。事業の実施期間は約5年間で、25年ごろの完成を見込んでいる。
「提供:建通新聞社」