穴水町は今年度から2カ年事業の防災行政無線デジタル化整備について、今後、工事発注準備を本格化させる。町議会6月定例会での請負契約承認を視野に入れる。当初予算に債務負担行為を含め総額7億7400万円を配分した。
町の防災行政無線は1995〜96年度にアナログ方式で整備され、町内全域に屋外拡声子局80基が設置されている。アナログ方式が22年11月末で終了することを受け、デジタル方式への切り替えに着手する。
従来のデジタル方式に比べ、機器コストを抑えながら、受信エリアを広範囲にできる60メガヘルツ帯のQPSK方式で整備する。これに伴い、設置する屋外拡声子局は51基に減らす。各戸に配布する個別受信機は4000個程度を予定している。
実施設計は無線放送設計事務所(横浜市)が担当した。