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建通新聞社(神奈川)
2019/04/05

【神奈川】県住供の19年度計画 3団地建替を新規事業化

 神奈川県住宅供給公社は2019年度の事業計画を公表した。団地建て替えでは、横浜井土ケ谷共同ビル、不動が丘団地(8・9号棟跡地)、弁天通3丁目第2共同ビルの3件を新規事業化。横浜井土ケ谷共同ビルについては、基本計画の策定に着手する考え。大成ユーレックが整備を担う不動が丘団地は、106戸の規模で20年2月に着工する見通しだ。また、再編事業として二宮団地での取り組みを継続する。
 横浜井土ケ谷共同ビルの所在地は横浜市南区井土ケ谷中町1ノ10の敷地3813平方b。1971年11月に建築した鉄骨鉄筋コンクリート造13階建て161戸が既存する。建て替え規模や、今後のスケジュールは未定としている。
 不動が丘団地8・9号棟跡地は、川崎市高津区上作延1122ノ6の一部他の約5871平方b(公社所有3455平方b、神奈川県企業庁所有2415平方b)。15年度に住棟を解体しており、現況は更地。今年2月に大成ユーレックが事業者に決定している。竣工年月は21年1月。
 新規事業の残る1件、弁天通3丁目第2共同ビルについては、設計・施工を担う提案企業者の募集手続きを昨年12月に開始。事業予定地は横浜市中区弁天通3ノ47ノ2、太田町3ノ35ノ1の敷地1080平方bで、現在、コインパーキングとして利用されている。
 募集開始時に示したスケジュールによると、4月上旬の採用企業者決定、23年6月下旬までの施設引き渡しとしている。
 建て替えではこの他、フロール元住吉(北加瀬1・2)建て替え事業と、竹の丸団地開発・再編事業を継続する。
 再編事業では、二宮団地(二宮町、28棟856戸他)で団地のコンパクトや住宅のリノベーション、団地・地域の魅力向上につながる取り組みを実施する考え。
 また、少子高齢化が進行する郊外型大規模複合団地を対象に、若年層の流入やコミュニティーの維持に向けた取り組みを進める。対象は若葉台(横浜市旭区、分譲・賃貸住宅約6300戸他)▽相武台(相模原市南区、分譲・賃貸住宅約2500戸他)▽浦賀(横須賀市、賃貸住宅356戸)―の3団地。
 賃貸管理事業については、住宅管理で一般賃貸住宅115団地1万4538戸など、施設管理で施設57カ所・駐車場1万3817台分を対象に実施することにしている。

提供:建通新聞社