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建通新聞社四国
2019/04/05

【愛媛】松野町 新庁舎設計業者をプロポで決定

 松野町は、公募型プロポーザル方式で募集していた新庁舎建設の基本・実施設計者を大建設計大阪事務所(大阪市西区)に決め、3月29日に契約を締結した。期間は2020年3月末まで。ただし基本設計は19年8月末まで。委託金額は3834万円(税込み)。設計終了後、20年度より新庁舎の新築を開始し、22年度供用を目指す。
 新庁舎は既存庁舎敷地内で建て替えを行う。隣接する山村開発町民センターを解体した跡地に新築し、既存庁舎は新庁舎完成後に解体し駐車場・防災広場などとして利用する。また新庁舎には、防災拠点施設(防災棟)を併設する。
 規模は、新庁舎が延べ床2000平方b程度、防災拠点施設は2階建て延べ床500平方b程度を想定している。概算事業費は約11億万円。既存庁舎の規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ1059平方b。建設場所は松丸457ノ1。
 町民センターは、19年度中に別途解体設計を委託し、20年度早々に解体を行う見通し。規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ1285平方b。
 本庁舎は耐用年数50年を経過し老朽化が進み、耐震基準を満たしていない。また、庁舎の狭隘(きょうあい)化やスペース不足のための町民サービスの低下、バリアフリーや情報ネットワークへの対応不足などが問題となっている。新庁舎では、環境配慮型官庁施設(グリーン庁舎)やZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の実現を目指す。ユニバーサルデザインを取り入れ、交流スペースや公衆無線LANを設置。地元木材の積極的な活用を行う計画。

提供:建通新聞社