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建通新聞社四国
2019/04/05

【愛媛】四国地整の19年度予算 愛媛県関係

 四国地方整備局は、国の予算成立を受け2019年度当初の関係予算概要を明らかにした。愛媛県には直轄で前年度比9%増の346億円、補助・交付金で同比10%増の706億円、合計で同比10%増の1052億円を配分した。
 主な新規事業は、直轄の今治港湾合同庁舎建設に向けた敷地調査に400万円。国道11号小松歩道整備に3300万円で調査設計を行う。同整備は西条市小松町の400bで両側に幅員2・5bの歩道を整備する。
 新規の補助事業では、新居浜港へのアクセス道路となる県道新居浜東港線東田工区に1億1000万円で用地買収と改良工を行う。同路線は新居浜港と新居浜インターチェンジ間のバイパス事業で延長は1`。東温市が行う東温スマートインターチェンジ(仮称)へのアクセス道路への調査設計に300万円。西条市が行う東之川東西線の大宮橋修繕に9900万円を配分した。
 主な継続事業の配分額では、河川関係で重信川河川改修に7億1700万円で、垣生地区の堤防漏水対策を行う。肱川河川激甚災害対策特別緊急事業に15億3100万円で、肱川・矢落川の築堤・暫定堤防嵩上げなどを行う。肱川総合水系環境整備事業に2900万円で、畑の前地区の管理用道路を整備。重信川総合水系環境整備事業に2億0700万円で、上村地区の湿地再生で取水井戸を整備し事業完了させる。山鳥坂ダムには38億5300万円で、付け替え道路推進と用地補償。柳瀬ダムには5億2300万円で、地滑り対策と予備ゲート設置を行う。重信川水系砂防事業に6億6500万円で、6カ所の砂防堰堤を整備。
 道路関係では、国道11号新居浜バイパスに10億円で調査設計、用地買収、改良を推進。国道11号川之江三島バイパスに8500万円で調査設計。国道33号松山外環状道路インター線に2億円で調査設計、用地買収、橋梁工を行う。国道56号津島道路に14億円で調査設計、用地買収、改良を推進。国道56号肱川橋架け替えに7億8000万円、国道196号今治道路に29億5500万円でそれぞれ整備推進する。
 港湾・空港関係では、東予港中央地区の複合一貫輸送ターミナル整備に13億4000万円で航路拡幅など推進。松山港外港の国際物流ターミナル整備推進に11億4000万円。松山空港のエプロン改良など整備に5億7400万円。
 営繕事業では、今治市内に点在する港湾関連部署(今治海上保安部・今治税関支署・今治海事事務所)を集約し、鉄筋コンクリート造3階建て延べ2888平方bの新庁舎を建設するための敷地調査に400万円を配分。19・20年度で設計を進め、21・22年度の2カ年で同庁舎工事を進める。建設地は愛媛県今治市片原町1ノ3ノ2他の敷地2600平方b。総事業費は約12億円。

提供:建通新聞社