東京都中央卸売市場は「千客万来施設事業用地(5街区)を活用した賑わい創出事業」の事業予定者を、三井不動産を代表とする「MIチーム」に決定した。三つのエリアで構成する平屋約760平方bの仮設施設を建設し、飲食施設や物販施設、イベントスペースなどを配置する計画。同チームが6月に施設整備に着手し、2020年1月31日に開設する予定。
今回の事業では、豊洲市場の場外施設として万葉倶楽部(神奈川県小田原市)が6街区に建設する千客万来施設が完成する23年3月までの間、5街区の一部約3000平方bを貸し付け、暫定的なにぎわい施設「場外マルシェ」の整備・運営を委ねる。
MIチームでは、豊洲市場の新鮮な食材など日本の食や文化を体験できる多様な飲食・物販店舗を集積し、国内外の観光客や市場関係者、地域住民が憩い、交流する場を創出することで、豊洲の新たなブランドを発信する場づくりを推進する考え。
飲食施設には和食から軽食までさまざまな店舗で構成するフードホールと海鮮バーベキューレストランを配置。物販施設はお土産の販売の他、食べ歩きができるようにする。
提供:建通新聞社