国土交通省岐阜国道事務所は、3月に開いた国道156号郡上大橋の課題解消検討会で、幅員が狭いため、擦れ違いが困難なことから別の位置に架け替える案が望ましいと結論付けた。
郡上大橋は、橋長が113・8b、車道部の全幅が6bで、大型車や観光バスの擦れ違いが困難な状況となっている。このため、橋の手前で停止する車両も多いことから、事故が前後区間よりも多く発生している。
広域的に見ると、国道156号は中部縦貫道と接続し、重要物流道路の基幹道路ネットワークを形成しているが、福井〜名古屋間で唯一の狭あい区間となっている。
こうしたことから、郡上大橋の幅員を広げる必要があるが、構造がトラス橋のため拡幅ができないことから、検討会で対策案について議論した結果、架け替えが必要と判断した。
今後のスケジュールは具体的になっていないが、現在の位置と別の位置に架け替えるため、現地状況を把握し、詳細な設計を進める。
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建通新聞社