岐阜県健康福祉部は、飛騨食肉衛生検査所の庁舎を飛騨食肉センター(高山市八日町327)の敷地内に建設する。4月中にも建設用地の測量や地盤調査と用地造成、建物建築の実施設計を委託する。さらに2019年度内に建設用地の造成工事も発注する。
岐阜県は、飛騨牛を海外の輸出国の衛生管理方法などに対応するため、18年4月に飛騨食品衛生検査所の組織を開設した。ここで行われている細菌検査などは、既存の飛騨保健所の検査室を共有しており、仮の事務所も高山市役所の清見支所に設置している状況だ。
しかし、保健所の業務も優先され、事務所と保険所の移動も頻繁なため、業務効率が悪い。そこで、食肉センターのと畜場に隣接した場所に新たな庁舎を建設することにした。
県が想定している施設の規模は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ560平方bで、事務所と検査室などが配置される。19年度は建設用地の造成を含む測量や設計費などとして4158万円を計上した。また20年度には工事費用に3億9815万円を債務負担行為として設定している。
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建通新聞社