県土整備部は建設工事の19・20年度入札参加資格認定に伴い、大型工事や特殊工事に設定する「一般競争入札応募条件表」を改定した。今月1日以降の調達公告から適用する。
各発注工種に設定する総合点数(格付け点数)やP点(客観点数)の応募要件は、格付けがある2年ごとに見直す。全般に総合点数は上昇しており、各工種のJV代表者や構成員に設定する総合点数とP点を10点〜40点引き上げる。
主な工種と発注区分では、▽土木一般=2億円以上(A級2社JV)で代表者の総合点数を上位30%程度に相当する1240点(従来1230点)以上にセット▽建築一般=3億円以上6億円未満(A級2社JV)は代表者の総合点数を上位50%程度に当たる1290点(同1250点)以上、6億円以上WTO額未満(A級3社JV)は代表者の総合点数を上位30%程度の1320点(同1280点)以上とした。
▽電気工事=1億5000万円以上5億円未満(A級2社JV)で、代表者の総合点数を上位60%程度の1130点(同1110点)以上に▽管工事=1億5000万円以上5億円未満(A級2社JV)で、代表者の総合点数を上位50%程度の1190点(同1160点)以上にあらためた。また、▽法面保護工=6000万円以上はP820点(同800点)以上に入札参加者を絞り込む。
そのほか▽PC工事の発注条件は、プレテン単純桁橋1億円未満を県内単独とし、同種工事実績はJVの場合、従来は代表者に限定していたが、出資比率30%以上に見直した。ポステン桁橋では1億円未満をすべて県外単独、1億円以上を県外と県内2社JVに改定した。
日刊建設工業新聞