トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(茨城)
2019/03/20

【茨城】つくばみらい市19年度当初予算/福岡団地で交差点改良

 つくばみらい市(小田川浩市長)の2019年度当初予算案が20日、承認された。主なものでは、福岡工業団地土地区画整理事業に1億2533万4000円、総合運動公園の多目的広場整備事業に1億476万5000円、世代ふれあいの館の空調改修工事に8372万1000円、橋梁長寿命化修繕事業に4920万円、小絹小のトイレ改修工事に4874万1000円を計上したほか、認定こども園の整備補助金として1億4044万5000円を設定している。
 一般会計の総額は188億9990万円。前年度と比べ、8・1%(14億1510万円)の増。普通建設事業費は同6・8%(5261万4000円)の減で7億2666万5000円。
 まず道路関係では、福岡工業団地土地区画整理事業で、南東側に隣接する交差点の改良に工事費2700万円と用地購入費2247万4000円のほか、南側の市道21228号線の工事負担金6610万円を措置した。
 通学路対策工事には1950万円を充て、豊小学校区の道路拡幅およびカラー舗装を実施する。
 狭あい道路の整備では、下小目地区の拡幅改良工事に840万円とその詳細設計に451万円。
 そのほか、橋梁の長寿命化計画策定(307橋)に2500万円と、定期点検(55橋)に1700万円を予算化。
 また、みらい平どんぐり公園(紫峰ヶ丘4)の駐車場整備に向け、工事費2900万円と設計費186万9000円。設計は早期に発注し、3カ月程度で策定させる。工事は夏ごろに発注となる見通し。
 16年度から多目的広場の天然芝生化やターゲットバードゴルフ場などの整備に取り掛かっている総合運動公園(小張1770)では、19年度は第4工区として大型駐車場(バス10台分)や管理棟(軽量S造平屋、約20u)、トイレを施工する。工事費8097万円と工事監理委託料368万5000円を盛り込んだ。発注は土木と建築に分けるもよう。
 学校関係では、小絹小(小絹858)の17号棟校舎(1986年築、RC造3階建て、延べ1884u)のトイレ改修(4カ所、洋式化、床の乾式化)を行う。工事費が4874万1000円で、工事監理委託料が182万6000円。
 ほかに、認定こども園の整備補助金として1億4044万5000円。みらい平地区以外に、定員60人程度の施設を誘致する考えで、5月中には事業者を選定する。その後、8〜9月に着工し、2020年4月の開園を予定。
 350席の多目的ホールを有する世代ふれあいの館(神生530、1997年築、SRC造4階建て、延べ2860u)では現在、伊奈工業梶iつくばみらい市)が空調改修工事に取り掛かっており、9月13日までに完成となる。
 新年度はあらためて防水工事を行うため、工事費558万8000円、工事監理費47万8000円、設計費49万4000円を付けた。
 保健福祉センター(古川1015−1)では、屋根改修の工事費1075万7000円と工事監理費103万8000円を充当。
 公共施設94カ所の長寿命化と更新を計画的に実施していくための個別施設計画の策定業務には、2カ年継続費で1000万円(2019年度=400万円、20年度=600万円)。
 さらに、築40年が経過し、手狭になっている谷和原庁舎(加藤237)の改修計画検討業務に132万円。来年度に設立する改修検討委員会の資料作成などを行う。
 一方、水道事業会計を見ると、配水管布設替工事(青木〔3件〕、西ノ台、伊奈東、山王新田、谷井田)に2億1630万円、配水管布設工事(田村〔2件〕、富士見ヶ丘)に6438万5000円。
 優先度の高い避難所への配水管を耐震化する、緊急時給水拠点確保等事業では布設工事(板橋、谷井田、南太田)に1億1528万円。
 谷和原浄水場(川崎1886)の施設更新工事には3億7200万円を盛り、主に電気設備と機械設備で施工する。なお更新は3カ年計画で、総事業費は約9億4000万円を見込む。