金沢市は、19年度当初予算に市民野球場再整備事業費1360万円を計上した。グラウンドの人工芝化や夜間照明設備等の更新に向けた実施設計に着手する。
磯部町の城北市民運動公園内にある市民野球場は1990年に開場。広さは両翼99メートル、中堅122メートルで、内野はクレー、外野は天然芝が施されている。照明設備は6基備わり、収容人員は内・外野あわせて1万人。
現施設は経年劣化によりスタンド席の固定部が錆びていたり、会議室の天井の一部が雨漏りで腐食したりしている。また、天然芝グラウンドは水はけがあまり良くなく、雨天時には試合順延や中断のトラブルも少なくないという。
改修計画では、グラウンドコンディションの向上を図るため人工芝化を実施。夜間照明設備を水銀灯からLED照明に切り替えるほか、防水工事やトイレ、更衣室などの内装改修を行う。トイレの改修では女性や障がい者も利用しやすいようにする。
事業スケジュールによると、2021年度の工事完了を見込んでいる。