JR九州(青柳俊彦社長)の「熊本駅ビル」が起工した。延床面積10万平方bを超え、博多駅に次ぐ規模。設計・監理を日建設計、工事を大林組が担当し、2年後の完成を目指す。
3月28日に現地で安全祈願祭があり、蒲島郁夫知事、大西一史熊本市長をはじめ、経済界、設計・施工者から40人が出席。神事の後、青柳社長は「滝をモチーフにした水と緑の立体庭園がコンセプト。『住んで良し、働いて良し、集って良し』というまちづくりを熊本駅周辺で進めたい」と話した。
日建設計の亀井忠夫社長は「設計では、素晴らしい水と緑の空間になるようシミュレーションした。駅舎、駅前広場、駅ビルの完成で、白川口が賑わいのある都市空間になる」、大林組の大林剛郎会長は「熊本の復興を印象付けるような新たなシンボル。旅行者や地域の安全確保に細心の注意を払い、持てる技術を結集して、誠心誠意工事に取り組む」と挨拶した。
駅ビルはS造一部RC造地下1階・地上12階建延べ約10万9000平方b。1〜8階に商業施設(シネコン含む)、8階に結婚式場(多目的バンケット)、9〜12階にホテル(客室約200室)を配置し、1〜7階に立体庭園を施す計画となっている。
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