成田市は1日、「大栄地区小中一体型校舎新築工事」について、建築工事、電気設備工事、機械設備工事の一般競争入札3件を公告した。いずれも特定建設工事共同企業体による郵便入札。JVの構成は、建築が2者以上、設備が2者または3者とする。今月22日まで入札参加資格審査申請の提出を受け付け、同24日に資格の確認結果を代表者に通知。建築は6月4日、設備は同5日に開札する。工期は契約締結日の翌日から606日間。
予定価格は、建築が40億6347万円、電気設備が5億3620万円、機械設備が5億3680万円で、総額51億3647万円(いずれも消費税抜き)。最低制限価格の設定はないが、調査基準価格、価格による失格基準を設けている。。
建築工事の入札参加資格は、代表者が特定建設業の許可を有し、建築一式工事の経営事項審査の総合評点1200点以上。所在区分は市内業者、準市内業者、県内業者。構成員は、特定建設業の許可を有し、経営事項審査の総合評点740点以上。所在区分は市内業者または準市内業者。
設備工事は、代表者が電気工事、管工事の各業種で特定建設業の許可を有し、経営事項審査の総合評点が各業種で1000点以上。所在区分は市内業者、準市内業者または県内業者。構成員は、各業種で特定建設業の許可を有し、経営事項審査の総合評点が各業種740点以上。所在区分は市内業者または準市内業者。
同事業は、児童数の減少する大栄地区の大須賀小、桜田小、前林小、津富浦小、川上小の5校を統合し、大栄中学校の敷地内(成田市伊能125)に小中一体型校舎を建設する。
施設は校舎、体育館、児童ホームを一体として整備。建物規模は、校舎・体育館がRC造3階建て延べ1万4335・92u(うち児童ホーム288u)、キャノピーがS造平屋建て延べ296・94u、体育倉庫がS造平屋建て延べ50u、駐輪場がS造平屋建て延べ321・07u。ほかに、太陽光発電設備、浄化槽、外構工事、灯油庫、エレベーターなどの建築工事と設備工事を実施する。
工事は2019〜20年度の2か年で実施し、21年4月の開校を目指す。開校後、21年度に既存校舎を解体し、22年度には解体跡地に多目的グラウンドを整備する。
実施設計は昭和設計(本社・大阪府大阪市北区豊崎4―12―10)が担当した。