高知市は、朝倉総合市民会館の耐震改修に向け、2019年度当初予算に工事費3億0858万円を計上した。建築主体の一般競争は9月議会の承認案件として公告する見込み。
規模は鉄筋コンクリート一部鉄骨造2階建て延べ1199平方b。鉄骨ブレースや天井改修などによる耐震補強、バリアフリー化などによる利便性向上、井戸の新設や非常用電源設置などによる防災機能強化、外壁改修、照明のLED化、受変電設備更新などによる長寿命化を進める他、空調設備の更新などを予定している。また、施設管理の効率化のため、現在施設内にある老人福祉センターを廃止し、隣保館と児童館の複合施設とするため、一部のレイアウトも変更する。
同施設は1979年建設で耐震強度が不足している。そのため、建物の耐震化と長寿命化により施設機能を向上させ、福祉と人権のまちづくり拠点、朝倉南部地域の防災拠点として機能整備を進める。
場所は朝倉戊585ノ1。建築設計は山本設計(高知市)、設備設計は常石設備設計室が5月末納期で進めている。
提供:建通新聞社